「いぬかって、かってかって……」とかんたろうの、いつもの「かって!」がはじまります。
おかあさんはしらんぷり。それでもあきらめないかんたろう。
おかあさんは「インコのときだって、おなじ」「ぜったいだめ」と。
かんたろうは「インコのピピちゃん いなければ……」と思ってしまいます。
つぎの日、ピピちゃんが死んでいました。
かんたろうはどうしたでしょうか?
突然のペットとのお別れ、その悲しみは当人にしかわかりません。
その出来事とどう向き合えばいいのか、わからないのです。
「死」に向き合うということは「生きる」を考えることにつながります。
小学校低学年からの子どもたちに読んであげたい絵本です。
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いぬかって作・絵:のぶみ 出版社:岩崎書店 発売日:2006/11 サイズ:24.2 x 21.4 x 1.4 cm ※大型本
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子どもの頃の出来事を思い出しました。
お祭りで買ったカメを、自分で世話をするといったのに、死なせてしまったことがありました。
その時は、小さかったのでわからなかったのですが、
この絵本を読んで、命の大切さや、命を預かることの責任の重さを伝えてくれていると感じました。
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